最近ではブランド買取と関係の深い質屋でも、悪質な偽装質屋の存在が社会問題になりつつあり、消費生活センターへの相談件数も増えて来ているそうです。消費者金融が年々金利の上限の抑制や総量規制の関係で厳しくなる一方、質屋を取り締まる質屋営業法は貸金業法よりも改正が進んでいないことを、悪質な偽装質屋はそれをつけ込んでお金儲けしています。
何よりも、質屋は年利で上限約108%(月利9%)と定められているため、偽装質屋は消費者金融よりもお金儲けしやすいと考えているのでしょう。実際の質屋はこれよりも自主的に金利を下げて営業しているので、上限いっぱいまで取るような質屋は怪しんだ方が良いかもしれません。
なぜ質屋の金利は高めに設定されているのかというと、消費者金融と違い、短期間で少額の融資を希望する人向けのシステムだからです。また、担保に預かった物品の鑑定・保管費用を考えると、とても貸金業法の金利ではやっていけない事情もあります。では、偽装質屋の仕組みはどのようになっていたのかと言いますと、偽装質屋に年金手帳や通帳・印鑑など預けさせ、まとまったお金を貸し付けますが、借りたお金を含めて、長期に渡って利息を払い続けることになります。通常は担保を手放せば払わなくても良いのですが、偽装質屋はそれを認めません。なお、年金を担保にすることは法律で禁止されていますが、年金だけで生活するのは非常に苦しい高齢者の懐事情も見て取れます。残念ながらそういった人を、偽装質屋は狙っているのです。
対策としては、正規の質屋には各都道府県の公安委員会が発行した許可番号が必ず目立つところに掲示されています。これがなければ違法となるので、ひとつの指針としましょう。そして、質屋の利用はあくまでも短期にすることで、思わぬ被害を食い止めることができます。もし質屋に預けようとしている物品が要らない物であれば、質屋ではなく買取店で買い取ってもらうというのも手です。これならまったく利息に悩まされることはなく、純粋にお金を得ることができます。